仮想通貨Aidos Kuneen(ADK)とは
仮想通貨Aidos Kuneen(ADK)は、量子コンピューター耐性があり、匿名性のある通貨です。それに加えて、ビットコインが直面しているスケーラビリティの問題を解決した仮想通貨です。
通貨のデザインは冥界の王、ハーデスのヘルメットを横から表現したデザインとなっております。
ここでは特徴や将来性、購入方法等を解説していきます。
Aidos Kuneen(ADK)の基本情報
通貨単位 | ADK |
公開日 | 2017年6月 |
発行上限枚数 | 25,000,000枚 |
システム(アルゴリズム) | PoW CoPoW XMSS |
公式サイト | http://aidoskuneen.com/ |
ホワイトペーパー(オリジナル) | コチラ(2019.4.8更新) |
ホワイトペーパー(日本語訳) | http://adk.works/jp/adk_whitepaper_tmp.pdf |
ソースコード | https://github.com/AidosKuneen |
リッチリスト | https://explorer.aidoskuneen.com/richlist/ |
時価総額RANK | 以下RANK参照 |
Aidos Kuneen(ADK)の特徴
ビットコインが直面しているスケーラビリティの問題を解決し、量子コンピュータ耐性のある仮想通貨がADKです。これからの価格の値上がりを見るかどうかを考える時、仮想通貨の特徴を知っておく必要があります。ADKの特徴はどのようなものなのでしょうか。
DAG技術を応用した「i Mesh」を採用
まず、DAGとは、ブロックチェーンを元にして作られた構造です。ブロックチェーンは不可逆性がありますが、DAGはそれを糸のように絡み合うようにして構成しています。DAGは通常のブロックチェーンと違い、直線的ではありません。そのため、ビットコインのようにスケーラビリティの問題に直面することなく、多くのトランザクションを処理できます。
ADKはそのDAG技術を応用し、独自の「i Mesh」という技術を採用しております。
※ADKホワイトペーパーより引用
上記構造をご覧の通り、それぞれの取引が網目状に繋げられています。
このような作りにすることで、網を伝って情報を高速で伝えられるので送金スピードが早く、取引量が増えても安定した送金が可能になります。
スケーラビリティにも強い通貨と言われており、少額の取引を大量にするような日常使用も問題なく使うことが出来ます。
しかし、現時点ではブロックチェーンに比べて優れていると断言できるものではなく、まだまだ発展途上の新技術なので安定的に運用できるかどうかはこれからの進歩に期待です。
取引の匿名性の高さ
いくつもあるアルゴリズムの中で、ADKはXMSSという署名を取り入れています。XMSSの他にZKbooというゼロ知識証明を加え、匿名性持つことができます。また、AKShuffleという技術を使用することによりって秘密を明かさずにパスワードをし示すだけでその人のものであるということを証明できます。それにより、取引は完全に見えなくなり、個人のプライバシーは保護されます。
ビットコインを利用していると、ブロックチェーンの取引の透明性があるため、相互監視ができ、改ざんができないという性質からセキュリティを高く保てます。しかし、透明性があるが故にプライバシーは保護されません。
匿名性を保つことで得られるメリットは、プライバシーが保護されることです。しかし、デメリットは取引の透明性が無くなると言う点で、マネーロンダリングに活用されるのではないかという懸念の声があります。
取引手数料無料
ADKはi Meshという技術を用いて取引手数料無料を実現することが可能になりました。
ビットコインのように、取引を行う際のマイナーが存在しないため、ユーザーが送金時に掛かる手数料を払うことがなく送金や決済として利用できます。
これはごく小額の決済(マイクロペイメント)への活用や、多額の送金を必要とする銀行や企業などが導入するメリットが高いといえるでしょう。
仮想通貨Aidos Kuneen(ADK)の将来性
一番、気になるところだと思います。
この通貨は将来的にかなり大きく化ける可能性を秘めていると私は感じています。
ひとつひとつ見ていきましょう。
オフショアエリア(非AEOIエリア)の銀行の買収
Aidos Kuneenのプロジェクトで、ケニア、タンザニアの銀行の買収が進められており、今年1月には両銀行の株主比率の大多数を買収したと発表がありました。
Teaser of our upcoming news regarding Ownership in Bank . Aidos Will be backed by our own banking network as promised. The names of both banks will be made official soon.#ADK #ADKoffshorebanking pic.twitter.com/hUBFSB7N2D
— ADK (@Aidos_kuneen) January 16, 2018
Some more tease from ownership in Our second bank . We will make it all official ( Bank name etc ) as soon as Centeral bank in Kenya and Tanzania give the green light. We are working to have at least total of 40 % owenership in each bank before we move on to European bank pic.twitter.com/elH9OQoBZ4
— ADK (@Aidos_kuneen) February 6, 2018
なぜ、ケニアとタンザニアの銀行なのでしょうか・・・?
それは両国が、AEOI非加盟国であるためです。
加盟各国において非居住者が得た所得情報を収集し、その情報を非居住者が居住する国の税務当局に自動的にお知らせする制度
例えば、海外のプライベートバンクにオフショア口座を開き、その口座から利息や配当などが発生し、その口座へ入金されるとします。
この場合、自動的に居住国の税務署にそのプライベートバンクの口座開設情報、口座残高、入手金、利息、配当などのリターン情報がすべて入ってきます。全て筒抜けです。
ですのでちゃんと国外財産調書を提出して確定申告しておかないと、確実に税務署からお尋ねがきます。
そのAEOI制度ですが、現在、以下の諸国が参画予定となっております。
2017年:49カ国
2018年:53カ国
2019年:1カ国
2020年:2カ国
上記リストをご覧の通り、日本は2018年から参画予定です。
つまり、このAEOI制度に加盟しないケニアやタンザニアでは、居住国に資産の情報を開示する義務が発生しません。
ADKは明確にこれに着目して計画を進めており、ADKの匿名仮想通貨としての機能と、AEOI非加盟国の銀行、つまりオフショア銀行をフルに利用したスキームにより、国家による金融資産捕捉と租税回避を目的としております。
【2018年5月23日 追記】
ケニアで株式を買収した銀行が発表となりました。銀行名等、その記事は以下をご覧ください。
【2018年12月6日追記】
タンザニアで株式を買収した銀行名が発表されました。銀行名等、その記事は以下をご覧ください。
オフショア業界からの資金流入の可能性について
ADKがターゲットとするオフショア業界の市場はおよそ「3300兆円」と言われています。つまり、オフショアの資産の数%が流れれば、単独で仮想通貨全体の時価総額の大部分を占めることになります。
仮に1%の資金がADKに流れてきただけでも時価総額は33兆円となり、総発行枚数2500万枚であるADKの通貨1枚あたりの単価はなんと「約1,320,000円」となります。
ADKのファウンダー、Ricardo Badoer(リカルド・バドエル)氏は16年以上、オフショア界の金融機関の職員の経歴があり、その経歴を活かして銀行の買収を進め、オフショア銀行を作り上げようとしております。
現在、1000種類以上の仮想通貨が存在していますが、このオフショア業界に目を向けたプロジェクトを行っているのは知る限りこのADKだけです。
トークンペイ(TPAY)やバンクエラ(BNK)等、銀行と提携やを買収をして、仮想通貨の銀行になるようなプロジェクト等は多く存在していますが、全てAEOI加盟国内の銀行のプロジェクトとなっております。
銀行口座を持てない人々への口座提供
ADKはオフショア銀行の点がフォーカスされがちですが、ファウンダーは銀行を運営するようになれば、世界各国の銀行口座を持たない(持てない)人たちにも遠隔で口座を開設、提供を行うと明言しています。
全世界で銀行口座を持てない人々は約20億人、その市場は約3800億円とも言われております。
もしこれが実現すれば銀行口座を持てない人たちのマイクロファイナンスとして活用できますし、ADKを活用する事で送金時の手数料が掛からないため、極小額の決済、給料の支払い等にも活用できるようになります。
もちろん、受取ったADKは運営する銀行で法定通貨に換えることもできます。
【2018年5月18日 追記】
テレグラムにて、ファウンダーのバドエル氏から、フィアットはユーロ、ポンド、シリング(ケニアの法定通貨)のそれぞれのペアで利用可能になる予定との明言がありました。
現時点ではまだまだ認知度が低い
世界的にみてADKはまだまだ認知度が低いです。
これはドンの意向で多大な宣伝費用を使わずプロジェクトを遂行していく姿勢からくるものと思います。
また、世界各国の取引所へも進んで上場しません。
取引所へ上場するためにはいくらかの手数料を要求されるようなのですが、ドンはこの手数料を払ってまでADKを上場させる必要性を感じていないためです。
手に入れたい人はAidos Marketで手に入れてくださいと言うスタンスですね。
また、Google Trendsで「Aidos Kuneen」と検索しても日本と韓国が大多数を占めており、それ以外の国には殆ど認知されて降りません。
※Google Trendsにて2018年6月1日時点での結果
つまり、少しずつ認知が広まり、海外からの資金流入が増えてこれば自ずと価格も上がってくるのではと感じております。
仮想通貨Aidos Kuneen(ADK)の購入方法
国内取引所
国内取引所で購入できるところはありません!匿名通貨という特性上、今後も取引所が日本国内で取扱う可能性は限りなく低いかと思います。
したがって、国内でビットコインを購入して、海外の取引所に送金し、ADKを購入するのみとなります。
海外取引所
海外取引所では唯一、Aidos Market(エイドスマーケット)のみで取り扱っております。
【2018年12月1日更新】
今まではAidos Marketのみでした取引が出来ませんでしたが、数々の取引所で取引ができるようになりました。
これを機に海外の様々な投資家の目に止まって認知度が広がることを期待します。
現在上場済の取引所、今後の上場予定の取引所は以下の通りです。
○上場済○
■Moneypot Exchange 2018年7月1日上場
■STEX(旧 Stocks.Exchange) 2018年9月12日上場
△上場予定△
取引所との交渉が続いているようです。手数料等を請求されているようですね。
■Cryptpia
ドンがテレグラムでポロっと出した魔界と言われている取引所
2019年5月19日 クリプトピアが破産清算を公表した為、使用できなくなりました。
■FOne Exchange
運営関係者が上場を匂わすコメントをテレグラムで行いましたがその後、音信不通です。
■Bithood Exchange
2018年夏ごろまでは非常にアクティブだったのですが、ここ最近はあまり更新が無いようです。
■Mistertango Bank
ミスタータンゴとの業務提携解消につき、上場の可能性は限りなく低くなりました。
■Caishen Exchange(不明)
ここ半年以上動きが無く、Twitterのツイートも2018年2月27日を最後に止まっており、現時点では期待薄。
■BITTRUST(不明)
2018年に新取引所をオープンする予定でしたが、トークン(BTRT)を購入した投資者が取引所の運営陣と連絡が取れない状態が続いているようで、こちらも期待薄。
まとめ
ADKは、2017年6月に誕生してからも大々的な宣伝活動を行わず、着々とプロジェクトを進めているまだまだマイナーな仮想通貨です。
知名度は日本と韓国のみで、アメリカやヨーロッパではほとんど知れ渡っていません。
これから銀行買収の公式アナウンスや様々な取引所での上場がなされるごとに少しずつ認知度が上がっていくと思いますので、今のうちに仕込んでおくのも有りだと思います。
この通貨は個人的にもかなり期待している通貨で、宝くじを買う感覚で100枚程購入してみました。
全てのプロジェクトがうまくいってオフショア界の資金が1%でも流れてこれば、この100枚が億を超える資産になる可能性もあります。
非常に長期的な目線となりますが、持っていると夢をもてる通貨のひとつではないでしょうか。
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