巷で話題になっている仮想通貨 GooseQ(GQ)について調べてみた

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GooseQってなんだろう?

Twitterを見ていると最近「GooseQ」「GQ」という文字を目にすることが多くなりました。

ここにきたあなたもTwitterやGoogle検索等から来た口の人だと思います。

有名なインフルエンサーの方も推しておりましたので色々調べたこと、思ったことを書いてみようと思います。

グーズキュー(GooseQ)の基本情報

通貨単位 GQ
公開日 2019年4月
発行上限枚数 10,000,000,000枚(100億枚)
公式サイト http://www.gooseq.com/index.html
ホワイトペーパー http://www.gooseq.com/images/GooseQnews.pdf
Twitter https://twitter.com/GOOSEQ1

どんな目的で生まれたのか

ホワイトペーパーを読んでみると以下のような説明があります。

2015年の春、ヨーロッパの有名な大型トラックのブランド、スカニア社が「車が列をなしている時に、大規模に燃料を節約できるかどうか」という実験を進めました。

しかし中国では、同じブランドだけで完全な上記のような艦隊を形成することは非常に困難である。

10兆以上の巨大な物流業界で活躍する中国の大型トラックの燃料を節約し、互いに助け合うという目標を達成するためにプロジェクト「Goose Q」は生まれました。

との記述があります。

要するにスカニア社の行った実験にメリットを感じ、中国でも同様の技術を取り入れれないかというのが発端のひとつのようです。

また、続きには以下のような記述もあります。

ガチョウは移動をする時に先頭のガチョウが風の抵抗を受けることで後方のガチョウはエネルギーを節約することが出来ます。

グーズキューの省燃費チームは、最前列の車で風抵抗を受け、後列の車の空気抵抗を減らすことで燃料を節約するという目的を達成した。

なるほど・・・いわゆる「スリップストリーム」でしょうか・・・。

仮想通貨・トークンにする必要性について

上記の目的だけなら敢えて仮想通貨/トークン化にする必要な無いのではないか。

私は純粋にそう思いました。

追従して燃費を節約するのであれば昨今の技術の発展を見ればコンピュータシステムでどうにかなりそうなものです。

そこでさらに読んでみるとこんな記述がありました。

大型トラックをチームにして燃料を節約させるという重要な役割に加えて、我々が導入したブロックチェーン技術はまた、車列の状況や相互の関係、タイムスタンプとスペーススタンプによる援助関係、野生のガチョウのように動くドライバーへの行動データ等を記録します。

ドライバーの運転プロセスを記録する事によって、データの損失、不正確さ、問題を解決し、詐欺や架空請求、請求書の転売、入場チケットの紛失など運輸業界の問題全体のリスクを減らし、経費の削減、収益の増加を目的としています。

なかなか現場の不正を見抜けにくい環境下の元でドライバーの運転記録などをブロックチェーンに記録していくことで様々な問題に対して活用していくということなんでしょう。

記述の中には請求書の転売などで中国国内の税収大きく減っているという記述もあり、その規模は兆単位との事。

そしてその運転記録をするにあたっては「チャイナユニコム」と共同で開発したDaluka(ダルカ)というsimカードを利用し、膨大なデータを収集し、ブロックチェーンに記録、活用していくということです。

ブロックチェーンに記録されたデータは当然、改竄できないわけですから、不正が減り、結果、横行している脱税などの抑制につながり、中国国内の税収入も上がるという事。

国はもちろん、物流運営会社の燃料コストも削減され、Win-WinになるというのがこのGooseQプロジェクトの真の目的なのです。

GooseQ(GQ)の購入方法

国内取引所

現在、国内取引所で購入できるところはありません。

国内でビットコインを購入して、海外の取引所に送金、トレードで入手するのみとなります。

海外取引所

海外取引所で「GQ」が取得可能です。

2019年4月11日、グーズキュープロジェクトが発行する「GQトークン」が海外取引所「biger」(ビガー)にて、IEO(イニシャル エクスチェンジ オファリング)による資金調達を開始する事が発表されました。

IEOに参加するにはbigerへの登録及び、KYC(本人確認書類・手続き)が必要となります。

買う?買わない?

私は買いません。

国家プロジェクトだなんていう言葉をチラホラ見ますが、本当に国家プロジェクトなら投資家から資金を募らず国が公的資金として援助すれば良いんじゃないかと思うのです。(中国というお国柄なかなかそうはいかないんでしょうが。)

IEOが始まる数日前にツイッター上で多くのインフルエンサーが一斉に推し始めた事、GQのツイッターアカウントが日本語のものしかない事、1000人以上のフォロワーも日本人ばかりという事についても大きな違和感を感じました。

さらに、色々調べてみるとこんなツイートを発見しました。

何ともまぁお粗末ですね。ちなみに後日、GooseQ公式がツイッターで以下の弁明しております。

ちなみにこの「protonmail」ですが、プライバシー性の高いフリーメールでGmailやYahoo!メールのようにだれでも作れてしまいます。

プロジェクトの内容だけを見ると至極全うで素晴らしいことを考えているなという印象ですが、冒頭でも申し上げたとおり、トークン化する必要は無いと思っているからです。

ましてやエアドロップまでしてばら撒く必要性があるのだろうか。

エアドロップ → 売り圧の原因になる → 価格上昇の重しになる

尚、今後もエアドロップを行う予定があるみたいなので、タダで貰えるものは貰っとけの精神で、気になる方はそちらで手に入れると良いかと思います。

嵌め込みにはくれぐれも注意して下さい。

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